新年あけましておめでとうございます。今年も自分なりの形でタカをサポートしていきたいと思いますので、どうかお付き合いいただけたらと思います。
今日は、2009シーズンを振り返ってみたいと思います。
まずは、春のキャンプ。体力トレーニングは薩摩という、これまでとは違った流れだった。携帯の電波も危ういようなド田舎だったが、トレーニングに集中するにはいい環境かも。プールや温泉など施設的には申し分ない。まわりにコンビニがないのが、見学者にとってはつらいところだが(汗)。タカは、オフ期間しっかり走りこんでいたせいか、とても快調なスタートを切った。ガンバとの練習試合では、ヘッドの落としから中島のゴールを演出するなど開幕スタメンも期待していたのだが。。。
キャンプ中の練習試合で、ゴールという満足のいく結果が出せず、メンバー入りもないまま開幕を迎えてしまった。正直このころは、私にとってもつらい時期だった。今季に向けて、サポの皆さんと横断幕も作成したのに、試合に出られない日々が続くとは。。。横断幕が逆にタカの運気を下げてしまったのだろうかと、心配したこともあった(笑)。やっとメンバー入りしたのが、3/25。その後もなかなか出場機会に恵まれず、正直他チームへのレンタル移籍やシーズン終了後の契約満了も覚悟した。
5月中旬からメンバーに定着し始め、6/27第24節コンサドーレ札幌戦で初ゴール。「何かが変わり始めた」のは、セレッソ戦でのあの幻のゴールからだったのではないかと、自分では感じている。記録には残らなかったものの、まさに記憶に残るゴール。それまでの鬱憤をすべて振り払うかのような、タカらしい豪快さをもっていた。記録には残らなかったけれど、僕の中では間違いなくベストゴール(たいていは、こっちを選ぶと思うが)。その後の夏場の活躍は、あえて語る必要もない。7月6日の日記で、夏男・タカと書いたこと、本当はあのとき、願いにも似た気持ちだった。ばっちりのインタビューでタカ本人も言っていたように、夏はむしろ苦手なシーズンだった。しかし、ここでタカが活躍できなければ、もう次のチャンスはない。ここしかないと思っていた。これまで失速していた夏場に、チームに流れを与えたのは間違いなくタカだった。本人にとっては不本意だったかもしれないが、「スーパーサブ」という試合の流れを引き寄せるジョーカー的存在となった。湘南相手に7・8月負けなかったことも大きかった。
そして、最後の優勝争い。一時9位まで落ちていたチームとは思えない成熟ぶりだった。チームとしての完成度は、間違いなくナンバーワン。11人でサッカーをしているといった感じが伝わってきた。スター選手に頼らないクラブ運営が、昇格につながったというのも大きい。テルやポイチなど代表経験選手もいない、マルコスもボルジェスもいない。でも、ベガルタは昇格した。大きく崩れないチーム運営だと言える。
天皇杯、J1チームを立て続けに破り、国立の舞台まで進んだことは来シーズンに大きな意味を持つ。ガンバ戦、監督も言っていたように、2点目は完全に力負けだった。そんな強豪たちと来季は同じステージで戦わなければいけない。優勝に浮かれて終わるのではなく、負けて来季を見据える、そんな姿勢は必要だと思う。年末、タカの去就も注目された。報道のとおり、いくつかの魅力的な選択肢もあった。その中で、タカはベガルタでプレーすることを選んだ。今季、タカははじめてチームに貢献できる喜びを得た。最後の最後にタカをチームに引き止めたもの、それは仙台への愛着だったに違いない。自分を育ててくれたこの仙台に、プレーで恩返ししたいという気持ち。どの世界でもそうだが、お金がすべてではない。最後はやっぱり「自己実現」なんだと思う。
年の最後を、タカのゴールで締めくくれたのは、一年の活躍を象徴しているようでうれしかったが、そろそろ次のステージに向けて、準備を始めなければ。タカの終わらない旅は続く、どうか応援よろしくお願いします。